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がんばれ東宮職!
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本当に不可解なヒアリング (絵のない絵本様 wrote)
 
人から聞いた話ですが、今年の司法試験短答式問題で、日本国憲法は大日本帝国憲法と異なり、男系男子主義まで求めるものではないという知識を確認する問題が出題されたそうです。 
 
このような例を出すまでもなく、メインストリームの法律家の殆どは男系承継を金科玉条にして崇め奉ることはしておりません。 
 
ところが今回の有識者ヒアリングで憲法の専門家として招かれたのは、静岡大学の学生時代から保守系政治活動に従事していた百地章氏と、独自説が目立ち東大に残れなかった小嶋和司氏の弟子である大石眞氏であり、男系派への配慮が色濃く滲む人選です。 
一般の方々に、彼らが学界の主流派だと誤解されたらたまったものではありません。 
 
立場上、表立った発言は控えておられますが、事態を憂慮するエスタブリッシュメントも決して少なくはございません。 
 
本当におかしいヒアリングです。結論が女性宮家創設となるにせよ、旧宮家男子の皇籍復帰となるにせよ、こんな茶番劇で出された結論は必ずや皇室の将来を危機に曝します。 

--------------------------

絵のない絵本様、メールを有難うございました。

ご許可頂きましたので、ここで、そのメールからもう少し詳しく内容をご紹介させて頂きます。


司法試験の短答式試験で、異例にも、皇位継承関連の出題があったそうです。

(略)

 「皇位の継承について、大日本帝国憲法は、『皇男子孫之ヲ継承ス』と定めていたが、日本国憲法は、男系男子主義までも求めるものではない。」
※正解
 
 司法試験においても、天皇と9条はタブー視される傾向にありますので、短答とはいえ、皇位継承にかかわる問題が正面から問われたのは驚きです。
早速、今年度の試験委員の顔ぶれを確認しましたが、芦辺氏の直弟子の方や政教分離が専門の方、司法試験合格後、Yaleに留学された方が中心であり、納得できました。

(略)
 
 司法試験は法務省官僚や出向裁判官のチェックも入りますので、上記選択肢の見解が、わが学界・実務界の共通了解であることが改めて確認されました。
 
--------------------------

「第二次試験短答式試験問題」は択一とも呼んでいますが、皆様、ご存知のように5つの選択肢の中から、正解を一つ選び出すという形式です。
絵のない絵本様がお話になっておられるように、今まで憲法解釈問題で、天皇と9条について触れられることはほとんどなかったようですので、今回、皇位継承に触れる問題が出題されたことは、やはり昨今ニュースにものぼっている「女性宮家問題」などとも無関係ではないと思います。

さて、憲法問題に正解として「日本国憲法は、男系男子主義までも求めるものではない」が出されたわけですが、逆に言えば、これが法曹界の通説である、という事です。

まぁ、中には「通説なんていうものは(今回の男系男子主義の話ではないですが)数の問題だ」とおっしゃる先生もおいでですが、法解釈の学問の世界ではなく、私たち一般社会と深い関わりのある法律の実務家たちは、何十年も前から「日本国憲法は、男系男子主義までも求めるものではない」という認識を持っていたことになり、これからの法曹家を目指す人間も、このように勉強しているということになります。

そして、奇妙なことに難しい法律の勉強をしたことのない台所婆たちも、なぜか「日本国憲法は、男系男子主義までも求めるものではない」という認識を共通して持っているのです。
 
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♠ 条文を読めばそう書いてあることがタブーになっているフシギ
<大日本帝国憲法>
第1章 天 皇 第1条 大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス 
第2条 皇位ハ皇室典範ノ定ムル所ニ依リ皇男子孫之ヲ継承ス 
第3条 天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス 
第4条 天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リ之ヲ行フ 
第5条 天皇ハ帝国議会ノ協賛ヲ以テ立法権ヲ行フ
第6条 天皇ハ法律ヲ裁可シ其ノ公布及執行ヲ命ス 
第7条 天皇ハ帝国議会ヲ召集シ其ノ開会閉会停会及衆議院ノ解散ヲ命ス 
第8条 天皇ハ公共ノ安全ヲ保持シ又ハ其ノ災厄ヲ避クル為緊急ノ必要ニ由リ帝国議会閉会ノ場合ニ於テ法律ニ代ルヘキ勅令ヲ発ス
2 此ノ勅令ハ次ノ会期ニ於テ帝国議会ニ提出スヘシ若議会ニ於テ承諾セサルトキハ政府ハ将来ニ向テ其ノ効力ヲ失フコトヲ公布スヘシ 
第9条 天皇ハ法律ヲ執行スル為ニ又ハ公共ノ安寧秩序ヲ保持シ及臣民ノ幸福ヲ増進スル為ニ必要ナル命令ヲ発シ又ハ発セシム但シ命令ヲ以テ法律ヲ変更スルコトヲ得ス 
第10条 天皇ハ行政各部ノ官制及文武官ノ俸給ヲ定メ及文武官ヲ任免ス但シ此ノ憲法又ハ他ノ法律ニ特例ヲ掲ケタルモノハ各々其ノ条項ニ依ル 
第11条 天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス
第12条 天皇ハ陸海軍ノ編制及常備兵額ヲ定ム 第13条 天皇ハ戦ヲ宣シ和ヲ講シ及諸般ノ条約ヲ締結ス 
第14条 天皇ハ戒厳ヲ宣告ス
2 戒厳ノ要件及効力ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム 
第15条 天皇ハ爵位勲章及其ノ他ノ栄典ヲ授与ス第16条 天皇ハ大赦特赦減刑及復権ヲ命ス 
第17条 摂政ヲ置クハ皇室典範ノ定ムル所ニ依ル
2 摂政ハ天皇ノ名ニ於テ大権ヲ行フ


<日本国憲法>
第1章 天 皇 第1条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。 
第2条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。皇室典範 
第3条 天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。 
第4条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。
2 天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。 
第5条 皇室典範の定めるところにより摂政を置くときは、摂政は、天皇の名でその国事に関する行為を行ふ。この場合には、前条第一項の規定を準用する。摂政(皇室典範) 
第6条 天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。
2 天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。 
第7条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
1.憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
2.国会を召集すること。
3.衆議院を解散すること。
4.国会議員の総選挙の施行を公示すること。
5.国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。
6.大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
7.栄典を授与すること。
8.批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
9.外国の大使及び公使を接受すること。
10.儀式を行ふこと。 
第8条 皇室に財産を譲り渡し、又は皇室が、財産を譲り受け、若しくは賜与することは、国会の議決に基かなければならない。


大日本帝国憲法は、天皇に関する条文が沢山あるのですね。驚きました。

一方、日本国憲法では、皇位継承は「世襲のもの」であって、そのルールは国会の定めるところだとあります。
男系男子にするか、男系にするか、はたまた男女問わぬ直系にするかは、国会の定めるところのわけですね。
憲法を覚えていればごく当たり前のことであり、正答するのは難しくなかったことでしょう。

ところで、
世襲(せしゅう)とは、親の手にしている特定の地位や肩書き(官位や爵位など)、職業等を、その子や係累が引き継ぎ、それによって社会的な権力や権限を得ることである。家に伝わる爵位を継承することを襲爵、位階・地位などを世襲することを襲位、先祖伝来の名跡などを世襲することを襲名という。近代の政治家の世襲については、世襲政治家も参照のこと。(wikiより)

世襲って、親から子、または係累が引き継ぐということなんですね。

徳仁親王殿下から敬宮殿下に引き継がれるのは「親から子」まさに世襲なのですが、
徳仁親王殿下から秋篠宮に引き継ぐのは「親から係累へ」ということになるのかな。

「係累」とは、心身の自由を束縛する、わずらわしい事柄。特に、妻子など面倒をみなければならない一族の者。(大辞林)

なんだそうです。うーん、兄にとって弟は係累なのかな、甥とかは。
少なくとも、600年前に分かれた人々を「係累」と呼ぶのはかなり難しいように思います。

日本国憲法のあまり多くない天皇に関する条文のなかで、はっきりうたわれている「世襲」ということば。

600年前に分かれ、65年前に皇籍を離脱してしまった旧宮家が「世襲」って、特に皇位を「世襲」って、どういうものなんでしょうね。


調べてみました 2012/05/26(Sat)23:06:04 編集
♠ 通説が条文化されない国
>「皇位の継承について、大日本帝国憲法は、『皇男子孫之ヲ継承ス』と定めていたが、日本国憲法は、男系男子主義までも求めるものではない。」※正解
これを正解とする問題を作成しチェックを通すことで、我が国の憲法学会や実務家や法務省の姿勢を明確にしたことは、一代限りの女性宮家などという奇妙奇天烈なものが出来ようとしている年だけに意義深いとは思います。法曹界のせめてもの良心の現れかもしれません。

では、憲法に携わる各界の最高位の意思がこれ程明確にされた中で、内閣法制局は皇室典範をどのように法文化するんでしょうか?
学者・実務家・法務省の見解に反し、また大方の世論にも沿わない一代限りの女性宮家なるものは、何を根拠にし、誰の支持を得るのでしょうか?

皇室でも憲法学会でも、「上品は下品に勝てない」という状況かもしれませんが、男系男子主義が通説でないと宣言するだけでは、位置づけ怪しい女性宮家の存在根拠になりかねません。

事態を憂慮するエスタブリッシュメント様方に、そろそろお出ましいただき、有意義な議論をして頂かない事には、なし崩し的に決まってしまいそうです。
まずは慶応あたりで、竹田氏と憲法学者が公開討論して下さるなんていうのを期待します。
三輪 2012/05/27(Sun)10:21:27 編集
♠ 内閣法制局の姿勢
「皇位の継承について、大日本帝国憲法は、『皇男子孫之ヲ継承ス』と定めていたが、日本国憲法は、男系男子主義までも求めるものではない。」※正解

これは、通説も何も、日本国憲法の条文にそう書いてあることを確認するような問題なわけで
ただ、この時期にこういう問題を出題するということは、
> 「皇位の継承について、(中略)日本国憲法は、男系男子主義までも求めるものではない。」
=国会の定めるルールのもと、「世襲によって」皇位は継承される

よって、「男系男子」を守るために「一代限りの女性宮家」を作らねばならない理由は何もない。

「男系男子に限ると女性皇族が将来軒並み結婚して、皇族の数が不足する」というのなら、そもそもの「男系男子」自体を見直せば良い

「男系男子」ルールを国会の議決とするなら、皇族の数の不足うんぬんなど気にすべきでなく、典範改正の必要はない

そういう姿勢だと読み解いてよろしいでしょうか。

あと、やっぱり「世襲」って、曖昧な言い方だけれど、規制力があるように思います。

やはり、主としては「親から子」であるべきとしている姿勢のように解釈されるのでは?
民法などでは「係累」をどこまでと定めているのでしょうか?
ペリドット 2012/05/27(Sun)11:17:22 編集
♠ 憲法の構成
日本国憲法では

第一章 天皇(第1条~第8条)
第二章 戦争の放棄(第9条)
第三章 国民の権利及び義務(第10条~第40条)

となっています。

憲法の三原則は、「主権在民」「平和主義」「基本的人権の尊重」の三つとされていますが、これらは、憲法前文の

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

のなかに尽くされているものの、「基本的人権の尊重(自由主義)」については、あまり言及されていない(「わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し」の部分ぐらい?)。

また、「平和主義」については、「前文」において、諸国全てが求めるものであり、国際的な協調のもとに実現するものと歌っているところも、興味深いです。
(一国主義ではない)

そして、言うまでもなく、一番文言が尽くされているのが、「主権在民」に関わる内容になっています。


さて、この憲法三原則は、「前文」のなかにも表れていますが、同時に
「主権在民」と「第一章 天皇」
「平和主義」と「第二章 戦争の放棄」
「基本的人権の尊重(自由主義)」と「第三章 国民の権利及び義務」
にも対応しているのではないでしょうか。
(そして、第4章以下の国会、内閣、司法etcの部分もまた、主権在民に関わる内容)

「主権在民」という日本国憲法の大原則のもとにおいて、天皇という存在をどう規定していくか。

そう思って第一章の8条項を読んでみると、繰り返し繰り返し、しつこいくらいに、「国会の議決」「(国会によって選ばれる)内閣の助言と承認」というのが繰り返されている、というのが眼に付きます。

そしてまた、「国会」でなく、直接憲法によって定まっているところが
①天皇は、国の象徴である
②皇位は、世襲である
(ただし、詳しい継承の規程は国会が定める皇室典範による。摂政や国事行為の委任も、国会が定める法律による)
③天皇は、国政に関する機能を有しない
の三点、ということになります。

で、何が言いたいかというと、国会議員は、天皇に対して及び腰過ぎるということです。
あるいは、自分の歴史認識や、識見というものがないものだから、ともかく先例に流され、長いものに巻かれようとしている。
国会議員は、国民の負託によって選ばれた代表であり、「主権」の代行者であるというのに。
長いものに寄りかかろうとしている。


「不易流行」ということば。
人の世には、変わらずに守らねばならないものと、時代の価値観のなかで変わっていくものがあると言うこと。
歴史は、変わらずに守らねばならないものと、時代の価値観のなかで変わっていくものと、二つが混在しながら積み重なってきたものということ。

19世紀から20世紀を通して、各国独自の歩みを刻みながらも相互に影響し合って、おおむね人類の価値観は劇的に変化していき、21世紀もその変化の途上にあります。
19世紀後半にできた「大日本帝国憲法」と20世紀半ばにできた「日本国憲法」は、その人類の歩みに沿って、大きく変化しました。
その根底に、変わらずに守らねばならないものがあるにしても。

つまるところ、変わらずに守らねばならないものと、変わっていくものとをどう区別するかは、当人の識見の問題なのでしょう。

その見極めを怖れて、何もかもともかく過去の通りであろうとすれば、過去に縛られ、腐っていくほかないことでしょう。

男系男子という歴史は、「不易」なるものなのか、「流行」なるものなのか。

少なくとも、世襲によって皇位が継承されてきたことと、男系男子によって皇位が継承されてきたこととは、
同じように見えても、同じ事ではありません。
ペリドット 2012/05/27(Sun)13:01:44 編集
♠ 内閣法制局の姿勢・自己レス
連投してすみません。

そうすると、今回の司法試験の短答式問題にみられる、内閣法制局の姿勢は

「男系男子」は「流行」の部分に属する

ということへの注意喚起、ということかな?
ペリドット 2012/05/27(Sun)14:47:34 編集
♥ Re:内閣法制局の姿勢・自己レス
>「男系男子」は「流行」の部分に属する
>
>ということへの注意喚起、ということかな?

内閣法制局はともかく、竹田君の憲法講座では司法試験は受からんということデスw

1/3管理人  【2012/05/27 17:04】
♠ 認識の問題
そんなことはわかって嫁いだだろうに、急に愛子天皇にしようなんて考える方がおかしい。
新入り 2012/05/28(Mon)00:39:40 編集
♥ Re:認識の問題
>そんなことはわかって嫁いだだろうに、急に愛子天皇にしようなんて考える方がおかしい。

主語書いてくださる?
1/3管理人  【2012/05/28 08:39】
♠ ご参考までに
憲法が皇位ないし王位につき男系男子承継を要請する場合には、通常その旨が憲法典に明記されます。

例えば、大日本帝国憲法が参考とした、1850年のプロイセン憲法53条は「王位は王室法により、長系相続および男子直系相続の権利に基づき、王室の男系の世襲である」と規定していましたし、旧憲法2条は上にあるとおり、「皇位ハ皇室典範ノ定ムル所ニ依リ皇男子孫之ヲ継承ス」と明示していました。
現在でも男系男子主義をとるイスラム君主国の憲法は同様の規定を設けています。

これに対し、現行憲法2条は旧憲法と異なり、「皇男子孫」要件を明記していません。
さらに、制憲議会における金森国務大臣の衆院特別委員会昭和21年7月8日、貴族院特別委員会同年9月10日発言によれば、「時代の変化によって異なりうる含みをもたせるため」に敢えて旧憲法とは異なり「皇男子孫」を明記しなかったとされており(清水伸編著・逐条日本国憲法審議録 第一巻 582頁 日本世論調査研究所,1976年)、文理だけでなく、制憲過程からも日本国憲法は大日本帝国憲法とは違って、男系男子主義までは要求していないと考えられます。

phalaenopsis appendiculata 2012/05/28(Mon)15:21:09 編集
♠ わかっていたことと、思いがけなかったこと
「わかっていたこと」
・皇室典範を改正しない限り、皇嗣は男子であり、男児の誕生が求められていること

「思いがけなかったこと」
・男児を産むまでは、存在価値ナシとばかりに、海外への公式訪問は任されない
(昭和の両陛下は若い皇太子ご夫妻に大半を譲られたが、平成の両陛下は、<自分たちが>行きたがった。)
・国内の公務は、暇もないほどに割り当てが(秋篠宮夫妻はのんびりしているのに)
・男児を産むまではとばかり、月経の時期を舅に聞かれたり、基礎体温表を両親付きの侍医に提出することを求められた。
・身辺を嗅ぎ回る輩が居て、妊娠判定薬を使ったとか、ゴミ箱まで漁ってプライバシーを公開された。特にアサヒのイワイという、弟嫁の腹心によって。
・流産という悲しみの時も、微に入り細に入りマスコミに追い回された。アサヒのイワイという、弟嫁の腹心によって。
・漸く女児が授かると、「女なんて不要」と無視された。
・次は何が何でも、受精卵の性別判定をしてでも男児を、と強要された。

「思いがけなかったこと」がおきなかったとしたら
つまり、外交官という雅子妃の前身を尊重して、海外公式訪問が皇太子ご夫妻に任され
国内公務が意味無くぎっしりということなく、適切に調整され
舅に生理周期を聞かれたり、両親づきの医者に基礎体温表の提出を求められたりせず
身辺を嗅ぎ回られて、心音も確認されない段階での妊娠をすっぱ抜かれ、結果的に流産に到る過程をリアルタイムで微に入り細に入り報道されるなんてことはなく
周囲から静かに暖かく見守られ
漸く授かった女児は、みんなから祝福され愛され
次は絶対男児、受精卵の性別判定をしてでも男児などと強要されることなく、静かに見守られる環境であったら

雅子妃は心を病まれることはなかったろう。
そして、皇太子ご一家は、4人家族か5人家族でいらしただろう。
そのなかに男児がいたかどうかはわからないが
(というか、たぶん敬宮さまと妹宮さまたち、だったろうが)

そうなったとき、というか、そのように皇太子妃を見守れるこの国だったとしたら、今頃はどのようになっていたろうか。
あくまでも後継ぎナシだからと、旧宮家復活が論議されていただろうか。
それとも、女性天皇女系天皇誕生の運びになっただろうか。


皇嗣は男児だけ。そういうあり方が、どれだけ妃を追い詰め、非人間的に扱うことになるのか、
男系男子原理主義がどれだけ人の尊厳に反しているのか、
あのころ、われわれは、わかっていなかった。

今は、ありありとよくわかった。

それでは、どうすればよい?

憲法は、「世襲」は求めても、「万世一系男系男子」は求めていないという事実は、重いですね。
ペリドット 2012/05/29(Tue)09:41:50 編集
♠ 日本人の欠点・決断先送り体質
皇室記者は昭和天皇が側室制度を廃され、と言うけれども

国母といえども側室たるをはっきりさせるために准后女院宣下制度は廃止したり(Assamさまの講義で初めて知りました)
皇太子(大正天皇)の結婚は神前結婚とするなど
明治天皇のころから、ヨーロッパ王室の、神の前の一夫一婦制を取り入れる気は漫々なわけで

そして、一夫一婦制に加えて旧宮家を廃止したら、何が早晩問題になるかは、明らかだと思います。

>さらに、制憲議会における金森国務大臣の衆院特別委員会昭和21年7月8日、貴族院特別委員会同年9月10日発言によれば、
>「時代の変化によって異なりうる含みをもたせるため」に敢えて旧憲法とは異なり「皇男子孫」を明記しなかったとされており(清水伸編著・逐条日本国憲法審議録 第一巻 582頁 日本世論調査研究所,1976年)

なんで自分たちの手で決定するのは止めにして、取り敢えず先送りしようとするんでしょ。

消費税upだって、年金制度改革だって、ほんとはもっと高度成長期で、でも出生率が徐々に下がりつつあったバブル期のあたりにやっておけば良かったのに。
先送り先送りして、どうにも解きがたい方程式のような状態になった今にまで先送りして
そこでもまた先送りしようとして、サイアクの選択肢に向かって近づこうとしている。

この日本人の先送り体質の中で、唯一果断にも制定しようと政府が頑張っているのが
「一代限りの女性宮家」

後ろにどなたかの強いご意向があるのは、間違いありませんね。
ペリドット 2012/06/03(Sun)14:23:51 編集
♠ 決断先送り体質と恣意的に利用される伝統概念
現行皇室典範の立法関係者の名誉のために申し上げますが、当時でも皇位継承資格を嫡男系嫡出の男系子孫に限定したこと等から皇統が絶えることを危惧する意見が多く出され、少なくとも女性皇族が皇位を継承する余地を認めるべきという意見が国会議員を中心にむしろ優勢だったのです。しかし、先送り主義の弊害がここでも現れる形となり、結局、女性天皇すら認めないという結論に落ち着いてしまいました。

話は少し変わりますが、最近は「伝統」を自分たちの都合のいいときに限り持ち出す弊風も散見されます。
例えば、旧宮家男系子孫復帰論にしても、確かに旧典範31条は永世皇族主義を採用しましたが、枢密院の議論過程では議論があり、三条実美や士方久元は桓武帝以来の例により、五世以下の皇族は臣籍降下すべきと主張したのですが、井上毅が反対して原案通りに押し切ったという経緯があります。

このいささか強引とも言える井上の対応に対して、畏れ多くも明治大帝は後日、士方久元をお召しになり、士方らの主張に賛意を表されたと伝えられます(明治天皇紀明治21年5月25日)。
そして、明治天皇の叡慮に基づく、明治40年の皇室典範増補1条において、王が華族に列する(臣籍降下する)ことが認められると同時に、同6条は臣籍降下した皇族が再び皇族となることを、例外要件を設けずに禁止したのです。

このような過程を経て、既に明治時代に、皇族といえども一度臣籍降下した後には、例外なく皇籍復帰を認めないことが明文化されていたのです。
こうした歴史的沿革や皇位継承をめぐる伝統は無視して、600年以上遡らなければ現皇統と共通の祖先に辿りつかず、しかも65年前に臣籍降下された方々の子孫の皇籍復帰を「男系承継の伝統」や「GHQの強要」(後者の主張の妥当性を巡っては議論があります。)を理由にごり押ししようとすることは、伝統を自分たちに都合よく利用しているに過ぎないと考えます。

このような体たらくでは、本当に日本はどうなってしまうのかと心配です。
phalaenopsis appendiculata 2012/06/04(Mon)22:29:47 編集
♠ 庶子で出来てる旧宮家
そもそも、1654年に、鍛冶やをやってた?民間の青年が、ご落胤と認められて、伏見宮家を継いだ(貞致親王)ので、のっけからかなりアヤシイ庶子。
以後、辿っていく価値があるのだろうかと言う気にもなりますが、
ともかく、これ以降の伏見宮家の嫡庶継承について見ていきます。

邦永親王も庶子(母家女房)
貞建親王は嫡子(母内親王)
邦忠親王も庶子(母家女房)
貞行親王は嫡子(母一条家)
邦頼親王も庶子(貞行親王弟、母家女房)
貞敬親王も庶子(母家女房)→光格天皇と共に候補にあがった
邦家親王も庶子(母家女房)

邦家親王から、旧宮家が出るのですが
山階宮家も庶子の家
久邇宮家も庶子の家
伏見宮家は嫡子の家
北白川宮家は庶子の家
閑院宮家も庶子の家
東伏見宮家も庶子の家

なお、そのほかの「賀陽宮」「梨本宮」「朝香宮」「東久邇宮」は久邇宮家から、
「竹田宮」は北白川宮家から分かれているので、すべて庶子の家ということになります。

途中で内親王(霊元天皇皇女、福子内親王)の血が入り、その子孫であられるのは、誠に目出度いことですが、
その後はずっと庶子継承です(せっかく嫡子でも子が出来ず、弟の庶子が伏見宮家を継ぎました)

明治に入ってからは、嫡子が伏見宮家を継いだのですね。
ヨーロッパの基準で言えば、旧宮家のなかで一番格上なのは、ここでしょうか。
あとの宮家はすべて庶子継承で成り立った宮家でございます。

いずれにせよ男系男子は庶子サマサマの制度だっていうことが、ほんとによくわかります。

男系男子の伝統保持とおっしゃるのなら、一夫多妻、庶子継承を主張されてはいかがでしょうか。
長年続いてきた「美しい伝統」とやらの本当の姿を、じっくりと見極めるべきですね。
ペリドット 2012/06/05(Tue)11:18:07 編集
♠ 世襲親王家の庶子継承・補足
さて、wikiなどをにらんでいる程度の知識ではありますが
江戸時代、いくら庶子継承といっても、天皇家はさすがである。
正妃(皇后)は、五摂家もしくは内親王と決められてはいるが
側室も「家の女房」ならぬ「典侍」たちであるので、それなりの公家の出身である。
明治の基準で言うと、侯爵伯爵あたりの家の方々が目白押し。
かくして、我が子が天皇になると、「准后・女院宣下」を受けられて、五摂家や内親王方と同格になっている。

ところが、世襲親王家は、側室にまで手が回りません。正室こそ五摂家や内親王を含めた上流貴族であられるが、側室は単なる「家の女房」

かくして、光格天皇が即位なさった折、ご生母はもと武家の町医者の娘にすぎなかったもので、准后になっても女院宣下は遠慮されたもよう。

ということで結論。
世襲親王家は、やっぱり天皇家に比べると、同じ「庶子継承」で続いてきた家とはいっても、格段に格落ちなんだろうなということ。
まあ、民間からご落胤を探し出してくるというところから推して知るべしではありますが。

ペリドット 2012/06/05(Tue)12:00:54 編集
♠ Re : 世襲親王家の庶子継承・補足
ペリドット 様
>かくして、光格天皇が即位なさった折、
>ご生母はもと武家の町医者の娘にすぎなかったもので、
>准后になっても女院宣下は遠慮されたもよう。

この光格天皇は、
「閑院宮家の末っ子で、しかも後桃園天皇から遠く離れた傍系の子なんだよね。後桃園天皇の本当の崩御日を誤魔化して養子になった子だけど、やっぱ実子とは思えないのよね~ぇ。東国の幕府も軽く見てるしね~ぇ」
と、幕 府 ど こ ろ か 宮 中 で も 言 わ れ た (ソース : 小夜聞書)

その状況を心配したのが故・後桃園天皇の伯母だった後桜町上皇で、後桃園天皇の忘れ形見である欣子内親王を光格天皇の中宮にする事を 許 可 し て あ げ た か ら、新天皇は光格朝のスタートを切る事ができた。

そして、
光格天皇のママンに女院宣下は遠慮されたという話しに、もう1つ追加したいのが、このエピソード ↓ です。

光格天皇は
「パパの典仁親王は天皇に即位したことないけど、僕が天皇になったんだから、パパに太上天皇の称号を贈りたい!」
と希望したけれど、幕府に却下された。
(これも尊皇思想を大きくさせる切欠となったのは確かだけど、幕府にしてみれば 「即位したことないんだから、即位した天皇にのみ与えられる太上天皇は無いっしょ!」 という 規 範 を 遵 守 し ただけのこと)

ちなみに、この光格天皇の子孫が今上天皇 (今の皇室は光格朝とも言える) なんですが 「前例が無いのに希望しちゃう」 って所よく似てますよね。
(^p^)
ガーネット 2012/06/05(Tue)17:34:05 編集
♠ re: Re : 世襲親王家の庶子継承・補足
ガーネットさま

ご指摘有り難うございます!

ま、個人的気持ちとしては、光格天皇の気持ちはわかんなくはないですね。
だって、パパは太上天皇じゃない
ママも女院じゃない
なんか、いかにも仮免天皇みたいですもん。ま、実際、正統性は正妻の内親王から引き継いだんですよねーー
(あと、後見役の後桜町女帝の教導によって)

婿養子の分際で、側室に子ども産ませているってのが、どうよ、って気も致しますが。
立派な天皇たろうと頑張られた方、という世評ですよね。

でも、私は後桜町女帝の方も立派だと思うな。

即位式の礼服は男装、大嘗祭の際は裳唐衣姿でいらしたのかな。
敬宮様もそのように即位して頂きたいです!
もちろん、21世紀の女性天皇なのですから、ご正配を持たれ、できればお子様も授かってほしいものと思います。
ペリドット 2012/06/05(Tue)21:25:49 編集
♠ 傍系継承の危険性
皆さま、お久しぶりです

尊号事件をめぐっては、光格天皇と同じく、傍系から徳川宗家を継承した徳川家斉が、実父一橋治済を大御所として遇したいという意向を持っており、これに松平定信が反対していた関係で、典仁親王への尊号宣下を認めることができなかったと言われていますね。

同じく傍系継承である明の嘉靖帝のときにも、実父の尊号を巡り王朝の根幹を揺るがす争いが生じていますし、傍系継承は様々な意味でリスクが高いといえます。

現在の英国王室は直系重視のようですが、これこそ歴史に学ぶ態度だと申せましょう。

なお、ガーネット様やペリドット様も触れておられますが、光格天皇は公家衆からも粗略にあつかわれたこともあり、帝王意識が非常に強かったと伝えられます。尊号宣下についても叔父である皇別摂家の鷹司輔平卿は慎重姿勢だったのに、鷹司卿の関白退任後に宣下を強行し、その結果として苦しい立場に追い込まれています。

幕府と交渉して事態を収拾したのは、前関白の鷹司卿であり、あくまでも尊号宣下に拘り続ける光格天皇を諌めたのが後桜町上皇でした。

男系派は後桜町上皇や皇別摂家の鷹司輔平卿の功績を無視しており、公正さを欠きます。

確かに、光格天皇は英主とされますが、女帝や皇別の方々の善導があったことを忘れてはならないと思います。
里人 2012/06/06(Wed)09:42:25 編集
♠ 不謹慎な話ですが…
不謹慎な話ですが、寛仁さまの意識レベルが低下しご長女の彬子さまが海外出張を切り上げてご帰国されたとか。

66歳で普通ならまだまだ現役世代だというのになんの因果かまた1人皇族が(しかも男性)旅立たれようとしている・・・。

そしてそのご両親もあと何年お元気でいられるお歳か。そして今上も。

男系男子熱狂支持者崇拝者達よ!

皇室終焉へのカウントダウンの始まりですね。

やがて・・・

キョロキョロと悠仁くんはまわりを見回して「あれ?僕のまわり、だぁれもいないよ?」

いつの間にか、ごゆっくりさんの悠仁くん以外は誰もいなくなった、完。
通りすがり 2012/06/06(Wed)10:23:01 編集
♠ 臨時ニュース
三笠宮寛仁さま、お亡くなりになったそうです。
合掌
ビー玉 2012/06/06(Wed)16:02:59 編集
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